富田番茶川柳会
毎月第一木曜、午前9時30分から 学び・交流プラザで句会を開いています。
句会の見学大歓迎!お気軽にお電話ください。
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Tel 0834-62-5283 (原田)
2024年12月の ”チョット一句”
- 腹八分残した二分は薬分 優笑
- 橋の上魚いるかと覗き込む 敏子
- 国を超え海を越えジョービタキ来る 敬三
- 八十路超え婦唱夫随にして平和 幹夫
- 瓜二つ血は争えぬ姉妹 不二子
- 日記帳楽しい記憶思い出す 登志枝
- お歳暮は今年から閻魔宛 聖子
- 寂しさにロマンス被せだまし取る 恵子
- 姑と呼ばないでまだ若いから 進
2024年11月の ”チョット一句”
- 返り咲くトランプ地球泣いている 敬三
- お若いね言われて帽子脱ぎにくい 優笑
- 皆の祈り乗せて重たい千羽鶴 敏子
- 車いす皆経験大切よ 進
- ヒンコチや今年も来たね遠くから 聖子
- 佛にも鬼にもなって三世帯 不二子
- ふる里の老母は達者か赤トンボ 幹夫
- ニッとして指で動かし乳歯見せ 恵子
- 秋の旬秋刀魚一尾を切り分ける 登志枝
- 悩み事心が創る影法師 勝幸
2024年10月の ”チョット一句”
- 夫婦には高気密家息苦しい 進
- 虫の声やっと鳴き出す秋出番 茂子
- 秋が来たモズの高鳴き嫁さがし 聖子
- 出勤路ヒガンバナ咲き元気くれ 勝幸
- 飛行機がゆっくり見える高い空 敏子
- エアコンのリモコン握り秋よ来い 恵子
- 熱が出たコロナか風邪か熱中症 幹夫
- 湯加減を聞かなくていい全自動 不二子
- 眼には蚊が耳には蝉を飼う八十路 優笑
- 国境を越えて今年もツルの群れ 敬三
- 背がちぢみ裾上げをする丸い背中 登志枝
- 何一つ不満を言わぬ妻の腹 康男
2024年8月の ”チョット一句”
- 素麵が続く危険な暑さなり 登志枝
- 猛暑に益々元気出す庭の草 勝幸
- 人居ない熱唱してたら笑い声 優笑
- 冗談に大笑いする川柳会 敬三
- ジョギングでいつも近道歩いてる 進
- 町内会みんな揃って老いてゆく 敏子
- 私の老いあちこち気になる年齢(とし)になり 茂子
- 拝読の句誌に土地柄ここも土地 恵子
- 経典をめくる正座と深呼吸 不二子
- 年休も定年もない妻の家事 幹夫
- 棚経に孫たちもみな手を合わす 聖子
- 人の世を生きて明日の米を研ぐ 康男
2024年7月の ”チョット一句”
- 参観日うちの子だけがよく目立ち 不二子
- 庭木の下に餌ばらまいて雀待つ 茂子
- 蝸牛葉の裏側でマイペース 勝幸
- 目から歯へ足へ脳へと迫る老い 幹夫
- 声潜めビルの谷間の月を見る 敬三
- 汗をかきメイク落ちても笑顔よし 聖子
- 滑る刃にトマト包丁研げと言う 恵子
- 親父ギャグ猛暑の夏に効果なし 優笑
- 問題は海プラよりも陸プラよ 進
- 太ったネ禁句を言って怒られる 登志枝
- 成果目に見えて楽しい草むしり 敏子
2024年6月の ”チョット一句”
- 病院が車いす遠く改装 進
- いつの間に翔平さんが夫の顔 恵子
- 走り書き字が読み取れぬ置き手紙 登志枝
- 前向きに傘もささずに歩く梅雨 康男
- AIが感想文を書く時世 幹夫
- 達筆で彼から届くラブレター 不二子
- 父さんに言うなと母の茶封筒 敏子
- 雨宿り草木を傘に蝸牛 聖子
- 物忘れお互い様と友笑い 優笑
- ボウフラのここにも命水たまり 敬三
- ここかしこカタカナ言葉意味不明 勝幸
2024年5月の ”チョット一句”
- この子等に幸せ祈る入校日 勝幸
- 車いす駐車場は必然よ 進
- 完食は生きる活力今日もマル 登志枝
- 心まで奪われる宮島の鹿 敬三
- 大漁に浜はざわめく風は凪ぐ 不二子
- 喜寿傘寿超えて二人の空気感 幹夫
- 追い風に乗ってあちこち運だめし 茂子
- 川柳でギャグと駄洒落が邪魔をする 優笑
- いいムード微笑みの中にあるチャンス 康男
- 少年のかたまり問えば恋バナと 恵子
- 五月晴れ川面に映える鯉泳ぐ 聖子
- 鯉のぼりちょっと休めと風が止む 敏子
2024年4月の ”チョット一句”
- 庭の桜咲くハッとするほど美しい 茂子
- ブルーシート桜の下で威張ってる 敬三
- 合格の報告電話声変わり 恵子
- 幸せは足元にあり愚痴を言う 勝幸
- ゴミ箱を漁るカラスの後始末 登志枝
- 思い出と記憶を春がひけらかす 康男
- 白寿まで生きる力を蓄える 幹夫
- 認知症言い訳だろう良い訳よ 進
- 椿咲くたらいに浮かべ花筏 勝幸
- 長生きの秘訣毎日笑う事 聖子
- どうせなら笑って超えます八十路坂 優笑
- 送り仮名忘れてました老いた母 不二子
2024年3月の ”チョット一句”
- ごめんねにごめんねと返す三歳児 敬三
- やさしさを貰うと消える軽いウツ 敏子
- 我が脳に霧何時かかる来ないでね 進
- 夜明けの月にも春の薄化粧 康男
- 門出の日感謝を伝え贈る花 登志枝
- 山峡(やまかい)にのどか乳牛達の群れ 不二子
- 違わずに月曜届く句誌を待つ 恵子
- 羽根のごと風に舞う雪春寒し 茂子
- 満開の桜に見とれ年忘れ 勝幸
- 長生きの秘訣毎日笑う事 幹夫
- 元気です笑顔で病院来れるから 優笑
- 野も山も緑したゝる桃源郷 聖子
2024年2月の ”チョット一句”
- 再学び他人気にせず英会話 勝幸
- さくらんぼ今年もヒヨと半分こ 聖子
- 病院は妻同伴が必然よ 進
- 鏡見てあゝ歳取ったな思う 不二子
- 雪椿そんな思い出ばかり追う 康男
- 一輪の梅が初春を連れて来る 幹夫
- 愛犬の眠る姿が愛おしい 茂子
- 銀翼の燃え来る中の真かな 恵子
- 初場所に着物美人が気にかかる 登志枝
- 心地よい言葉の裏にある涙 敬三
- 泣きなさい笑いなさいと無理を言う 優笑
- しあわせは家族で囲む晩ごはん 敏子
2024年1月の ”チョット一句”
- 卯から辰跳ねて昇れと年送り 幹夫
- 帰省客見送り主婦の寝正月 敏子
- お出ましのなくて平和を知る日かな 恵子
- 両手では数えきれない歳となり 聖子
- 粉雪の舞う庭にさざん花赤い 茂子
- 身を寄せ合い新年もない被災地に 登志枝
- 豆台風うちで中二が荒れている 不二子
- 開こうよ同窓会を医院でも 進
- ねえパパと軽く言うなよ妻がナビ 康男
- ボケ防止笑って捻る五七五 優笑
- 八十路だがまだ好奇心日々楽し 勝幸
- 初場所に初入幕の大の里 敬三