富田番茶川柳会

毎月第一木曜、午前9時30分から 学び・交流プラザで句会を開いています。
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2024年12月の ”チョット一句”

  • 腹八分残した二分は薬分 優笑
  • 橋の上魚いるかと覗き込む 敏子
  • 国を超え海を越えジョービタキ来る 敬三
  • 八十路超え婦唱夫随にして平和 幹夫
  • 瓜二つ血は争えぬ姉妹 不二子
  • 日記帳楽しい記憶思い出す 登志枝
  • お歳暮は今年から閻魔宛 聖子
  • 寂しさにロマンス被せだまし取る 恵子
  • 姑と呼ばないでまだ若いから

2024年11月の ”チョット一句”

  • 返り咲くトランプ地球泣いている 敬三
  • お若いね言われて帽子脱ぎにくい 優笑
  • 皆の祈り乗せて重たい千羽鶴 敏子
  • 車いす皆経験大切よ
  • ヒンコチや今年も来たね遠くから 聖子
  • 佛にも鬼にもなって三世帯 不二子
  • ふる里の老母は達者か赤トンボ 幹夫
  • ニッとして指で動かし乳歯見せ 恵子
  • 秋の旬秋刀魚一尾を切り分ける 登志枝
  • 悩み事心が創る影法師 勝幸

2024年10月の ”チョット一句”

  • 夫婦には高気密家息苦しい
  • 虫の声やっと鳴き出す秋出番 茂子
  • 秋が来たモズの高鳴き嫁さがし 聖子
  • 出勤路ヒガンバナ咲き元気くれ 勝幸
  • 飛行機がゆっくり見える高い空 敏子
  • エアコンのリモコン握り秋よ来い 恵子
  • 熱が出たコロナか風邪か熱中症 幹夫
  • 湯加減を聞かなくていい全自動 不二子
  • 眼には蚊が耳には蝉を飼う八十路 優笑
  • 国境を越えて今年もツルの群れ 敬三
  • 背がちぢみ裾上げをする丸い背中 登志枝
  • 何一つ不満を言わぬ妻の腹 康男

2024年8月の ”チョット一句”

  • 素麵が続く危険な暑さなり 登志枝
  • 猛暑に益々元気出す庭の草 勝幸
  • 人居ない熱唱してたら笑い声 優笑
  • 冗談に大笑いする川柳会 敬三
  • ジョギングでいつも近道歩いてる
  • 町内会みんな揃って老いてゆく 敏子
  • 私の老いあちこち気になる年齢(とし)になり 茂子
  • 拝読の句誌に土地柄ここも土地 恵子
  • 経典をめくる正座と深呼吸 不二子
  • 年休も定年もない妻の家事 幹夫
  • 棚経に孫たちもみな手を合わす 聖子
  • 人の世を生きて明日の米を研ぐ 康男

2024年7月の ”チョット一句”

  • 参観日うちの子だけがよく目立ち 不二子
  • 庭木の下に餌ばらまいて雀待つ 茂子
  • 蝸牛葉の裏側でマイペース 勝幸
  • 目から歯へ足へ脳へと迫る老い 幹夫
  • 声潜めビルの谷間の月を見る 敬三
  • 汗をかきメイク落ちても笑顔よし 聖子
  • 滑る刃にトマト包丁研げと言う 恵子
  • 親父ギャグ猛暑の夏に効果なし 優笑
  • 問題は海プラよりも陸プラよ
  • 太ったネ禁句を言って怒られる 登志枝
  • 成果目に見えて楽しい草むしり 敏子

2024年6月の ”チョット一句”

  • 病院が車いす遠く改装
  • いつの間に翔平さんが夫の顔 恵子
  • 走り書き字が読み取れぬ置き手紙 登志枝
  • 前向きに傘もささずに歩く梅雨 康男
  • AIが感想文を書く時世 幹夫
  • 達筆で彼から届くラブレター 不二子
  • 父さんに言うなと母の茶封筒 敏子
  • 雨宿り草木を傘に蝸牛 聖子
  • 物忘れお互い様と友笑い 優笑
  • ボウフラのここにも命水たまり 敬三
  • ここかしこカタカナ言葉意味不明 勝幸

2024年5月の ”チョット一句”

  • この子等に幸せ祈る入校日 勝幸
  • 車いす駐車場は必然よ
  • 完食は生きる活力今日もマル 登志枝
  • 心まで奪われる宮島の鹿 敬三
  • 大漁に浜はざわめく風は凪ぐ 不二子
  • 喜寿傘寿超えて二人の空気感 幹夫
  • 追い風に乗ってあちこち運だめし 茂子
  • 川柳でギャグと駄洒落が邪魔をする 優笑
  • いいムード微笑みの中にあるチャンス 康男
  • 少年のかたまり問えば恋バナと 恵子
  • 五月晴れ川面に映える鯉泳ぐ 聖子
  • 鯉のぼりちょっと休めと風が止む 敏子

2024年4月の ”チョット一句”

  • 庭の桜咲くハッとするほど美しい 茂子
  • ブルーシート桜の下で威張ってる 敬三
  • 合格の報告電話声変わり 恵子
  • 幸せは足元にあり愚痴を言う 勝幸
  • ゴミ箱を漁るカラスの後始末 登志枝
  • 思い出と記憶を春がひけらかす 康男
  • 白寿まで生きる力を蓄える 幹夫
  • 認知症言い訳だろう良い訳よ
  • 椿咲くたらいに浮かべ花筏 勝幸
  • 長生きの秘訣毎日笑う事 聖子
  • どうせなら笑って超えます八十路坂 優笑
  • 送り仮名忘れてました老いた母 不二子

2024年3月の ”チョット一句”

  • ごめんねにごめんねと返す三歳児 敬三
  • やさしさを貰うと消える軽いウツ 敏子
  • 我が脳に霧何時かかる来ないでね
  • 夜明けの月にも春の薄化粧 康男
  • 門出の日感謝を伝え贈る花 登志枝
  • 山峡(やまかい)にのどか乳牛達の群れ 不二子
  • 違わずに月曜届く句誌を待つ 恵子
  • 羽根のごと風に舞う雪春寒し 茂子
  • 満開の桜に見とれ年忘れ 勝幸
  • 長生きの秘訣毎日笑う事 幹夫
  • 元気です笑顔で病院来れるから 優笑
  • 野も山も緑したゝる桃源郷 聖子

2024年2月の ”チョット一句”

  • 再学び他人気にせず英会話 勝幸
  • さくらんぼ今年もヒヨと半分こ 聖子
  • 病院は妻同伴が必然よ
  • 鏡見てあゝ歳取ったな思う 不二子
  • 雪椿そんな思い出ばかり追う 康男
  • 一輪の梅が初春を連れて来る 幹夫
  • 愛犬の眠る姿が愛おしい 茂子
  • 銀翼の燃え来る中の真かな 恵子
  • 初場所に着物美人が気にかかる 登志枝
  • 心地よい言葉の裏にある涙 敬三
  • 泣きなさい笑いなさいと無理を言う 優笑
  • しあわせは家族で囲む晩ごはん 敏子

2024年1月の ”チョット一句”

  • 卯から辰跳ねて昇れと年送り 幹夫
  • 帰省客見送り主婦の寝正月 敏子
  • お出ましのなくて平和を知る日かな 恵子
  • 両手では数えきれない歳となり 聖子
  • 粉雪の舞う庭にさざん花赤い 茂子
  • 身を寄せ合い新年もない被災地に 登志枝
  • 豆台風うちで中二が荒れている 不二子
  • 開こうよ同窓会を医院でも
  • ねえパパと軽く言うなよ妻がナビ 康男
  • ボケ防止笑って捻る五七五 優笑
  • 八十路だがまだ好奇心日々楽し 勝幸
  • 初場所に初入幕の大の里 敬三

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